宮本茂 時雨殿で10年を語る。

Wii版『ZELDA』は手を振って剣を振る
─ 『ZELDA』のお話が出たんで聞いちゃいますけど、E3では「史上最高の『ZELDA』になる」っておっしゃってましたよね。
宮本 そう。かなりいい感じに仕上がってきています。E3のときはBボタンで剣を振ってたじゃないですか。
─ はい。でも、ボタンを押すだけで剣が振れるとわかっていても、ついリモコンを振り回しちゃうんですよね(笑)。
宮本 うん。なので、手を振って剣を振るバージョンもつくってます。実際に遊んでみると、その方が面白いんです。
─ ええっ! 敵と戦うときは、リモコンを振って倒せるようになるんですか? でも、それって疲れちゃいません?
宮本 いや、ちょんと振るだけで反応するようになっていますし、全体を通して遊んでみると、戦闘ばかりやってるわけではないんで、体を痛めるとかは心配せんでもええかなって。E3で海外の人たちに対して、「疲れるから剣はボタンで振ります」って操作の説明をしたんやけど、説明が終わったそばから手を振ってたし(笑)。だから、今回の仕様変更も、「なるほど」って納得してくれると思ってるんですけどね。実際、Wiiのコンセプトビデオでもリモコンを振ってたやないかって(笑)。
─ そうでした(笑)。
宮本 弓を射るのも十字ボタンでやると難しかったでしょ?
─ とても戸惑いましたね。
宮本 だからそれもBボタンで射るように変えました。剣を手で振ることにしたのでBボタンが空いたんです。やっぱり、パッと矢を射るようになるとうれしいかなってね。
─ うれしいです(笑)。
宮本 でも、この話はまだ秘密にしとかなアカンのやなかったかなあ。
─ ニンドリ10周年ということでいいじゃないですか(笑)。
宮本 10周年やから、まいいか(笑)。
─ ところで、Wii版とGC版、どっちで遊んだ方がいいのか、迷っちゃう人も多いでしょうね。
宮本 今、本当に最後の詰めの段階なんですよ。だから、完全に仕上がってからやないと、無責任にどっちの方が面白いとは言えへんですけど、自分で遊んでいると感じられる点で僕はWii版の方がいいと思ってつくっています。
─ でも、どっちのバージョンにも楽しみ方があると思っていいんですか。
宮本 もちろん、どっちも『ZELDA』は面白いですよ!! まだ話せないですけど、今回の『ZELDA』はものすごく要素がありますからね。だって、今年のE3で遊んだのなんて爪の先くらいでしょ。釣りをするのと、ダンジョンの入り口だけですから。去年のオオカミはどこいったんやとかね(笑)。馬も乗ってたのに何にも出てこないわけですから。
コンセプトムービー
↑『ZELDA』をプレイするコンセプト映像。本誌8月号の付録DVDでチェックしてね


『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』画面
↑2年前のE3で遊ぶことのできた騎馬戦。リモコンでの操作感が気になります

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